当財団について

   当育英会は、「広く天下の高校卒業生中、逸材で進学を希望するも学資少なく、後援者も得られないために、その目的を達し得ない人々に給費して、目的を貫徹させたい」という、故三谷進一氏の遺志に基づき昭和35年に設立されました。

   この設立当時は、戦後急激に経済が変動している時期であり、財力に起因する教育の不均衡が問題になっていました。そこで当財団では、返済の必要がない給付型の奨学金給費を行い、大学進学を援助する事業を行ってきました。

   給費生の人数は、設立当初は4名から始まりましたが、現在ではその門戸を高校生へも開き、令和5年10月現在、給費中の奨学生339名(大学生244名、高校生95名)を含め、設立以来1,394名もの学生に対して援助をしております。